タタ自動車が激安車を

タタ自動車とはインドの会社です。タタモーターズリミテッドといい、インド財閥系グループのタタグループに属する自動車メーカーです。タタ自動車はバスやトラックなどの商用部門では世界6位の規模を誇っています。2004年には韓国大宇のトラック部門を買収してタタ大宇商用車を設立する一方、乗用車分野への進出は後発ながらインド国内第3位のシェアを確保しています。
そのタタ自動車が報道によると10万ルピー約29万円の低価格車を来月10日にニューデリーで開かれる自動車ショーオートエキスポで発表すると明らかにしています。
為替レートの問題はあるものの、30万円そこそこの激安車が来年誕生するに違いありません。インドの乗用車市場では日本のスズキが圧倒的強く、そのスズキを追いかける形となりそうです。

タタ自動車のように日本の激安車はできるか

日本で30万円台の車は可能なのでしょうか。現在日本で一番安い車は三菱 ミニカのようです。そこから考えて、いろいろ装備をはずしていって30万円台は可能でしょうか?特に日本の場合には安全性などにも、基準が高いようにも想像できますが、定かではありません。
ただ理論的にはタタ自動車のように激安車は製造できることは可能なようです。日本車とタタ自動車をくらべた場合のその性能の違いも考慮に入れなければなりませんね。ニッサンのカルロスゴーンさんが3000ドル約34万円の激安車を、インドのメーカーとの提携で10年までに生産する方針を明らかにしているということですが、国際競争力のためにも激安車の時代に入っていくのかもしれません。
原油価格高騰の問題によって2008年は、生活必需品の値上げが目白押しといわれます。大衆車がこのように激安になれば嬉しいですね。日本の自動車メーカーも頑張って欲しいところです。

タタ自動車激安世界一29万円

タタ自動車から発売される世界一安いこの自動車は、インドの自動車業界を永久に変えタタ自動車を業界の勝者に導くに違いないと期待されていると、インド国内において評価されています。このタタ自動車の計画は実に極秘裏で進められたようです。
このモデルに関する情報は定期出版物で初めて明らかになって、今日知る限りでは、このモデルの原型はすでにできあがっているとのこと。しかしこのタタ自動車が4ドアモデルであるという以外には細かいところは何もわかっていないといいます。タタ自動車の戦略は高級バイク市場も考えてのことで価格帯によって充分高級バイクにも対抗できるのではないかとしています。
世界一の激安自動車が日本に入ってきた場合、その性能や機能性は考慮に入れるもののやはり安さは魅力。自動車が日本の基幹産業と考えると、日本経済に与える影響も計り知れないものがあるかもしれません。日本の産業政策も大きな転換点になるのかもしれません。

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